スクエアドアップ率
Also known as: スクエアドアップパーセンテージ
スクエアドアップ率は、打球の打球初速が、そのスイングにおいてバットと投球が理論上生み出せる最大速度にどれだけ近づいたかを測るもので、生のバットスピードとは独立したコンタクトポイントの精度の指標だ。
バットスピードと球速のあらゆる組み合わせには、衝突が力学的に完璧であった場合にボールがバットを離れる際に到達できる速さの物理的な上限がある。スクエアドアップ率は、実際に達成された打球初速をその理論上の最大値と比較し、打者がその上限に十分近づき「スクエアドアップ」とみなされる打席の割合として表す。これは打球初速だけとは異なる問いに答える。打球初速はボールがどれだけ強く飛び出したかを尋ねるが、スクエアドアップ率は、当初どれだけの生のスピードが利用可能だったかに関わらず、スイングが利用可能なスピードをどれだけ効率よくボールのスピードに変換したかを尋ねる。
この区別は重要だ。一貫してボールを芯で捉える遅めのスイングは、結果において、一貫して芯を外す速いスイングを上回ることがあるからだ。速いスイングの方がバットスピードのランキングでは勝つとしても、である。控えめなバットスピードでも高いスクエアドアップ率を持つ打者は、自分の持てるものから優れた価値を引き出している。一流のバットスピードを持ちながら低いスクエアドアップ率の打者は、コンタクトポイントの一貫性の欠如によって、かなりの打球初速をテーブルの上に残してしまっている。
スクエアドアップ率を正確に計算するには、バットトラッキングあるいはボールトラッキングのセンサーデータが必要だ。衝突の瞬間のバットの速度と投球の速度の両方を知る必要があり、単に結果として生じた打球初速だけではわからないからだ。これは生の打球初速やハードヒット率に代わるものではなく、それらの上に重ねるスイング効率の診断として最も有用だ。
Example
2人の打者が同じ92マイルの平均打球初速を記録したが、スクエアドアップ率が高い方の打者は、扱っていた生のバットスピードがはるかに少なかった。
Why it matters
スクエアドアップ率はスイングの効率を生の身体的な資質から切り分けるもので、これはコーチがトレーニングの優先順位、すなわちコンタクトポイントの改善か、筋力とバットスピードの開発かをどう決めるかを変える。
Related terms
- バレルアキュラシーバレルアキュラシーとは、打者がバットの根元やエンドキャップではなくスイートスポットで、どれだけ一貫してコンタクトできるかということで、正式な「バレル」打球分類とは異なる、コーチングレベルでのコンタクトポイント精度の読み取りだ。
- 打球速度(EV)打球速度とは、ボールがバットから飛び出す速さのことで、マイル毎時(mph)で表される。上限を示す指標であり、強く打つほど打球はより遠くまで飛ぶ可能性を持つ。
- バットスピードバットスピードとは、コンタクトの瞬間にバレルがどれだけ速く動いているかのことで、mphで表される。バットパスやバレル上のどこでコンタクトしたかと合わせて、打球速度に寄与する。
- 強打球率(ハードヒット率)強打球率とは、一定の打球速度の基準値——MLBでは通常95mph、アマチュアレベルではより低く設定される——を上回った打球の割合のことだ。運とは切り離してコンタクトの質を測る。
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